ペルシア語のことわざ・慣用句(4)

عروس تعریفی شلخته (گوزو) در آمد」(’Arūs-e ta’rifi shelakhte (gūzū) dar āmad.)

サラーム、ドゥースターン!Kimiちゃんです。

TVのバラエティー番組で紹介されている〇〇レストランのメニュー△△。
タレントが顔をほころばせ、美味しそうに食べて絶賛する。それを観て、

「私も食べたーい!」➡友達に会う機会に合わせてその店へ行く➡混んでいるから列に並んで待つ➡そして、待ちに待った料理にパクッ・・・

「あんまり、おいしくな~ぃ」

という経験、誰でも一度くらいはあるはず。
その時に、こう悟ります。

「やられた。あれは最初から宣伝する目的で美味しく見せてるんだった!!」

そんな時、ペルシア語にはこんな諺があります。

عروس تعریفی شلخته (گوزو) در آمد」(’Arūs-e ta’rifi shelakhte (gūzū) dar āmad.)
=薦められ貰った嫁はじきに地がでる ➡薦められて貰った品が粗悪品だとわかる
(訳:山田 稔『ペルシア語 口語辞典』より)

عروس تعریفی」(’Arūs-e ta’rifi)
という言葉だけでも、「人がほめるのを信用したところ全く期待に反する結果になるもの」(山田 稔氏による説明)という意味があるので、

「あのTVで絶賛してた料理は、"アルーセ タアリフィ"だったよ~」

という感じで言ったりします。

さらに、
「このプリンター、インク消費量も少ないし、色もきれい。いい買い物したよねえ~」
と言った次の日、出力の色がおかしくなり、修理に出さなくてはならなくなった・・・という時(経験者は語る)。

このような「褒めていたら、結果がマズくなった」時にも、この諺は使われます。

今日も良い一日を!