Q:ペルシャ語って、どんな言語?
A:ペルシャ語は、インド・ヨーロッパ語族に属し、アラビア語とも文字や語彙の多くを共有する言語です。
現在ペルシャ語が話されている国は、主にイラン、アフガニスタン(ダリ語)、タジキスタン(タジク語)で、ウズベキスタン(ウズベク語)、アゼルバイジャン、ロシア、イラクの一部でも話されています。
その歴史的・地理的特性から、西洋から中洋(中東・中央アジア、南アジア)まで、広範囲における様々な言語との関係性が見いだされます。
また、ドイツの大文豪・ゲーテも晩年に傾倒したペルシャ古典文学は、芸術的・哲学的な観点からも世界最高レベルに発展し、現代でも多様な芸術・文化に影響を与えています。 しかも、ペルシャ語話者にとって、古い時代の文学を読み解くのは難しいことではなく、現代においても、古い詩句が日常会話等で頻繁に引用されています。
さらに、ペルシャ語は文法がシンプルなため、英語を始めとするヨーロッパの言語やアラビア語、インドの公用語であるヒンディー語と比較しても、学習しやすい言語といえます。
Kimiya Academyでは、ペルシャ語やペルシャ文学を、語学レベルや目的に合わせて学べるクラスを用意しています。
ザキプール・バフマン Zakipour Bahman | ![]() |
|
テヘランのアザド大学で哲学を専攻し、卒業後来日。2年半、東京大学の研究生として在籍した後、大正大学にて修士課程、東洋大学にて博士課程を修了。 ㈱Kimiya の代表取締役社長であり、デホダー研究所・日本支部の支部長としてマネージメントを行っている。 |
北原圭一 Keiichi Kitahara | ![]() |
|
東京外国語大学外国語学部ペルシャ語学科卒業後、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化)修士課程及び博士課程にて、比較文化の視座からイランを中心とする中東地域のイスラーム文化研究を行う。 現在、東京外国語大学、中央大学、明治大学等でペルシャ語やイスラーム文化論の講座を担当しているほか、日本外務省研修所にて主任講師としてペルシャ語研修を担当している。 中東のニュース記事を日本語に翻訳して紹介する東京外国語大学のプロジェクト《日本語で読む中東メディア》でペルシャ語記事の校閲を担当中。 |
鈴木珠里 Shuri Suzuki | ![]() |
|
東京外国語大学ペルシャ語学科卒、同大学地域文化研究専攻アジア第三言語専攻博士課程前期終了。文学修士。イラン現代詩を研究・翻訳。 最も敬愛する詩人は、フォルーグ・ファッロフザードとスィーミーン・ベフバハーニー。中央大学、上智大学、東京外国語大学、外務省研修所などでペルシャ語を教えながら、イランの文化・文学のすばらしさを日本人に広めようと日々奮闘中。 |
フーリエ・アキバリ Hourie Akbari | ![]() |
|
イラン出身。テヘラン大学日本語教育学科修士課程卒業後、2013年に来日。2018年千葉大学人文社会科学研究科にて博士号を取得。社会言語学および日本語教育の分野で、日本で暮らすペルシャ語母語話者(主に在日イラン人)の言語使用問題や社会的問題などを研究。 これまで、ペルシャ語初級者・中級者・上級者の生徒を対象に文法、読解、聴解、会話など幅広くペルシャ語教育に携わる。現在、千葉大学人文公共学府特別研究員、白百合女子大学非常勤講師。 |